LED照明の特徴 LED照明は、蛍光灯や白熱電球といった従来型の照明器具と比較すると以下の特徴を備えています。 長寿命・高信頼性 白熱電球や蛍光灯の数倍以上の設計寿命で、一度設置すれば管球交換のような頻繁な交換の手間が省け、LED照明が寿命を迎えるまでの管球の購入コストを削減できます。ただし定格を超えないように設計されている必要があります。また、LEDそのものは長寿命でも、LEDを駆動するための電子回路にも故障が発生する可能性があります。例えば地面に落下させた場合、部品点数が多い分、半田割れで故障する可能性が高くなります。 低消費電力・低発熱性 供給される電力の多くが発光に使われる(発光効率が高い)ため、従来の白熱照明と同じ明るさを作るのに必要な電力が少なくて済みます。また、熱となって失われる電力が少なくて済むため、低発熱の照明器具ですが、全く発熱しないわけではなく、白熱電球と比較して発熱が低いだけで、素手で触ると火傷する危険性は有しています。 耐衝撃性 真空やフィラメントを必要としないため、衝撃に対して比較的強く作れます。ただし、精密部品を集積した機器なので、白熱電球や蛍光灯に使用されているガラス等に比べて、少々の衝撃では割れないプラスチック等を使用できるため比較的強いというだけです。 小型・点光源 点光源のため発光部が小さく作れます。設置空間を小さくできるためデザイン上も利点ではありますが、放熱の工夫や配光角、すなわち光の照射範囲を広くする設計が求められます。比較的古くから存在する「下方向タイプ」などと称されるものの配光角は約120度しかありませんでした。これは配光角が約330度の白熱灯の1/3にも及ばず、部屋全体を見ると暗かったのですが、その後の技術の進展で、2011年末にはパナソニックが約300度を達成したと発表、2015年現在では最大で約350度にまで向上している。その一方で、120度の製品は淘汰されていません。 高速応答性 熱慣性がほとんど無いLED照明は、供給電源が断続すれば、それに応じて高速度で明滅するため、蛍光灯、白熱電球や水銀灯と比較すると極めて高速で明滅するほか、明滅を繰り返すような場所にも効果があります。ヒトの目では感知できないが、点滅速度は電源が交流の場合、商用電源周波数に依存するため、ビデオカメラで映像として記録した場合に、問題となることもがあります。 直流低電圧駆動 1つ1つのLED発光素子は直流低電圧の電源によって発光するので、100V交流の商用電源に接続する通常の照明のように使用するためには(基本的には)複雑な電源回路設計が必要になります。家庭の照明器具の場合は電源回路を内蔵しており、基本的に大電流をかけて高輝度発光を行うため、発熱によって素子自身や周囲の封止パッケージが劣化して行き、最悪の場合にはLED素子が損傷を受け、発光不良を起こします。これを避けて長寿命・高信頼性を実現するには、放熱性の高い筐体設計や外周に冷却用のフィンを備え付ける等正しい放熱が求められます。そのため、LED電球は、発熱が放熱を上回らない限界の「白熱電球100W相当」ルーメンのものが目安上限として市販されています。
照明器具の経済性比較 白色LED照明(5mmランプ):800lm12W,100lm/W,66lm/W,4万時間,11100円,267kg 白色LED照明(パワータイプ):800lm17W,70lm/W,46lm/W,4万時間,15800円,382kg 白熱電球:790lm60W,13lm/W,1000時間,55200円,1350kg 蛍光ランブ(電球型):810lm13W,62lm/W,6000時間,12000円,290kg